利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
1- 20
502:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/08/25(木) 21:54:16.22 ID:+KnFEa/ao
提督「捕まえただと……!? まさか──!!」

下田提督「そのまさかだよ」ザリッ

レ級「ハハハハァ! 上手くいったもんだ!」

提督「……なるほど。この子は囮だったという訳か」

下田提督「そういう事だ。慈悲深く仲間想いと評価されている貴様の事だ。疲れた艦娘は休ませておいて、貴様一人で来ると思ったよ」

提督「……よく索敵から逃れてここまで近付けたものだ」

下田提督「お前の所の深海棲艦が偵察機を飛ばしているのは分かっていたからな。充分に注意と警戒をして隠れながら来させて貰った。山の中を歩くのは疲れたぞ」

提督(ちっ……だから上空からは見えなかったのか……。いや、それよりも時間を稼ぐ事を考えよう。長時間戻らなかったら、誰かが異変に気付いてくれるはずだ)

提督「……この子の状態が普通ではないが、何をしたんだ」

下田提督「ただ従順になるよう躾けてやっただけだ。非常に楽しませて貰ったがなぁ」

レ級「内臓を直接掴まれる苦しみって喉が潰れるまで叫ぶほどらしいよぉ! 痛みで身体中が痙攣していてさぁ? 油ぶっかけて身体に火を点けても苦しむのが最初だけになるくらい気力も無くなってたねぇ」

下田提督「だが潰すのはどうなんだ? 殺してしまったのかと思ったぞ」

レ級「だーいじょうぶだって! ほら、あの高速修復材っていうの? 背骨以外の大抵の怪我なら全快させてくれるらしいじゃん? まっ! 流石に片肺をぐちゃぐちゃにした時はやり過ぎちゃったと思ったけど。ギャハハハハ!!」

提督(……惨い事を。身体を壊され、そして元通りに直され……それの繰り返しをされたのか)

提督「私をどうするつもりだ。さっき言ったように相当警戒するくらいだ。何か目的があるんだろう」

下田提督「ああ、それだけどさ……アンタ、目の前で自分の大切な子が苦しむ姿ってどう思う?」

提督「……………………」

下田提督「貴様には、助けを求める貴様の艦娘が好き勝手にされる所を見せてあげたいんだ。当初の予定はどんどん沈めて精神を磨耗させた状態でやるつもりだったんだが、よくよく考えたら一人一人を丁寧に殺してあげた方が苦しいだろ?」

提督「…………」

下田提督「ちっ……何か言ったらどうだ? あ?」ガッ

提督「……さあな。案外、眉を顰めるくらいかもしれんぞ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
764Res/607.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice