利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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500:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/08/25(木) 21:53:21.29 ID:+KnFEa/ao
大淀「やはり、無理をし過ぎたのでは……」

空母棲姫「……そう、なのでしょうか。こんな事、今までどんなに疲れていても無かったのですが……」

提督「一度、救護妖精に診て貰え。何か分かるかもしれんぞ」

空母棲姫「……そうします」スッ

大淀「それにしても……随分と落ち込んでいますね。どうしてですか?」

空母棲姫「…………私の数少ない提督に出来る事が、一つ無くなったからです……。私はそれ以外だと、家事の他は何も出来ないのに……」トコ

大淀(ああ……提督の言っていた事が今ならば分かります。この人は、確かに信用できます)

提督「家事だけとは言うが、その家事も大変なものだろう。何も気に病む必要は無いぞ」

空母棲姫「ごめんなさい……それは出来そうにないわ……。少し休んでから救護妖精へ訪ねます……」

カチャ……パタン……

大淀「……相当に堪えてますね」

提督「ああ……。今はそっとしておいてやろう。──私はその間に瑞鳳を救助する。何か異変があれば、お前の判断で皆に指示を出してくれ」

大淀「……………………」

提督「……大淀?」

大淀「提督、お一人で行かれるのですか?」

提督「ああ。みんな疲れ切っているだろう。そんな状態の子達へ更に仕事を増やす訳にはいかん。それに、話を通すならば私の方が適している」

大淀「なるほど。畏まりました。皆の事は私にお任せ下さいませ」

提督「ああ。頼んだぞ」

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