利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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357:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/04/16(土) 22:19:22.64 ID:aWpC+zuEo
利根「……まさかとは思うが、激励ではなく作戦内容なのか?」

提督「そうだ」

利根「例え我輩が指揮を執る事となっても、そんな指示は出さぬぞ……」

提督「そんな、利根でもしないやり方をしていたのが下田の提督だ。これは明らかに怪しい」

利根「自分で言うたのは確かじゃが、真正面から同じ事を言われると心にくるものがあるぞ!?」

提督「利根のように作戦指揮に関する知識がほとんど無い者でもしないであろう事をしてきていたのが下田の提督だ、という意味だ。お前に戦術や戦略の事を教えた事など無いから、出来なくて当然だろう」

利根「それはそうじゃが……」

提督「ちなみに、九割はお前が自分から言ったから便乗しただけだったりする」

利根「やはり悪意しかないではないか!?」

提督「私がイヂワルだというのは知っているだろう?」

利根「むー……。嫌なのに嫌な気分になれぬ……」

提督「そんなに私の事を嫌いになりたかったのか」

利根「……我輩とてそろそろ拗ねるぞ」

提督「では、拗ねられる前に真面目な話に戻ろうか」ポンポン

利根(ううむ……こうして優しくされると許してしまうのが困りものじゃ……)

提督「私は四人に大佐の事を訊こうと思っている。大佐が普段、どのような指揮を執っていたのかを詳しく調べ、その上で本当に成果を挙げられるような人物なのかどうかを判断しよう」

飛龍「では、長門さんに瑞鶴さんや響ちゃんをお呼びした方が良いですか?」

提督「いや、表立って行動に出すと他の子に何があったのかを聞かれるだろう。世間話を装って調べようと思っている」

飛龍「なるほど。普段から皆と会話している提督だからこそ怪しまれないという訳ですか」

提督「そういう事だ」

利根「ふむ。では我輩達に出来る事は、このやたらと少ない書類を片付ける事くらいなのじゃな?」

提督「ああ。待機命令が解除されるまでは哨戒以外にまともな行動も出来ん。終わり次第、自由行動に入って良いぞ」

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