利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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291:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/02/21(日) 01:43:22.06 ID:Y/xJyOjdo
利根「……………………」

提督「…………」

利根「……金剛じゃ」

提督「なんだって……?」

利根「信じにくい話じゃが、あの金剛らしいぞ」

提督「それは、今隣に居る金剛を見掛けたという事ではないんだな?」

利根「うむ。我輩達のよく知る、我輩達が壊れる切欠となった金剛……。半分ほど透き通っており、おまけに艤装付きだったそうじゃ」

提督「…………」

利根「提督よ、我輩は幽霊というもの自体は信じておる。じゃが、金剛の幽霊となると話は別じゃ。……あやつは、沈んでしまったのじゃからな」

提督「……必ずとは言えないが、艦娘が沈めば深海棲艦となる。幽霊になるはずが無い……か」

利根「うむ。──ちなみにじゃが、その話をしておった者達にはこれ以上、話が広がぬよう口止めをしておいた」スッ

提督「良くやった。では、確かめに行くぞ」スッ

利根「うむ。……こればっかりは、真相を確かめねばならん」

ガチャ──

提督「……利根」

利根「うん? どうしたのじゃ?」

提督「もしも、その噂が本当だったらどうする」

利根「…………さあ、のう……。まずは見付けてみねば分からぬ」

利根「眺めるだけか、何をしておるのかと話し掛けるか、地に手と頭を擦り付けて謝るか……どうするのかは、分からぬ」

提督「……そうか」

利根「そう言うお主はどうするのじゃ、提督よ」

提督「…………さあ、な。私も分からん」

利根「やはりか……」

提督「……一先ず、幽霊とやらを見付けるぞ。色々と問題が起きるかもしれんからな」

利根「うむ」

──パタン


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