利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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201:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/03(日) 13:11:59.73 ID:W7PXa9gvo
提督「…………」スッ

飛龍(うぅ……立ったって事は、絶対に何かあるよね……。やっぱり、紅茶を淹れるべきじゃ──)

提督「…………」ギュゥ

飛龍「──ぇう……?」

提督「…………」

飛龍「あ、あああの、提督……!? な、なんで抱き締めッ……!?」ドキドキ

提督「すまん……少し、このままにさせてくれ……」

飛龍「あ、ぅ…………はい……」

提督「……………………」

飛龍(…………ああ、そっか──)

飛龍(──そうだよね……提督は気丈に振舞っていただけだったんだ……)ソッ

飛龍(婚約までした想い人を失って辛くないはずなんてない……。あの島にずっと居た理由は、ただ総司令部の人に命じられていたからなんかじゃなかったんだ……)

飛龍(嫌な言い方になっちゃうけど、金剛さんの事を傷から記憶に昇華させる為でもあった。……だから、今回みたいな不意打ちの紅茶で色々と思い出したのかな)

飛龍(……ごめんなさい、提督)

提督「……すまなかった」スッ

飛龍「あ……はい……」

提督「……それと、飛龍にはお仕置きをせねばならんな」

飛龍「えっ……!? う……はい……」ビクッ

提督「これからは紅茶も淹れられるよう、しばらくの間は私を相手に紅茶の練習をしてくれ」

飛龍「────え?」

提督「どうした、聴こえなかったか?」

飛龍「い、いえいえ!! ちょっと意外だと思っただけです!」

提督「そうか。では、良いか?」

飛龍「はい! 喜んでお受けしますね!」

提督(……こういう事か、利根。お前という奴は……まったく……。お前は、本当にそれで良いのか──?)

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