利根「提督よ、お主なかなか暇そうじゃの?」 金剛「…………」 二隻目
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199:妖怪艦娘吊るし ◆I5l/cvh.9A[saga]
2016/01/03(日) 13:10:47.40 ID:W7PXa9gvo
提督「なんとなくはな。大方、私と飛龍を二人きりにさせようという所だろう」

飛龍「……………………え? なんでですか……?」

提督「そこまでは分からん。……一体何を考えているんだろうな。ここ最近の利根は何を考えているのか分からん事が多々ある」

提督(あの島では伴侶になりたいとまで言っていたが、それだとしたらなぜ……?)

提督「……考えていても分からんな。私達は私達の仕事へ入るとしよう」

飛龍「はい。では、お茶を淹れてきますね」スッ

提督「頼む」

提督「…………」ジッ

提督(……ふむ。今回の中規模作戦は慢心しないように全力で掛かるようにせよ、か。あのレ級を相手にするのだから、流石の総司令部も警戒するよう指示を出すか)

提督(こっちの報告すべき内容は……ふむ。この辺りは利根が資材を確認し終えてからか。では、まずはこの書類から手を付けるとしよう)

提督「…………」サラサラ

提督(……しかし、利根は何を考えているんだろうか。あいつの事ならばほとんどの事が分かるつもりで居たが、まだ分からない事もあるものだな)サラサラ

提督(いや、利根も変わってきているから分からない事が出てきたという方か? ……なぜ利根は私と飛龍を二人きりにさせたか、を解明すれば分かるだろうか)サラサラ

提督(利根自身の成長速度は充分。という事は初めに約束した『秘書艦として不充分でありながら上達が見込めない場合は降りて貰う』は当て嵌まらない。それとも、別に好きな男が出来たか?)

提督(……それこそ有り得んか。この鎮守府には私以外の男性は居ない。加えて、利根はいつも私と居て他の男性と接する機会など無かったはずだ)

提督(……分からんな。利根に何があったんだ?)

飛龍「──あれ? 提督、どうしたんですか? 何か書類で悩む事でもありました?」トコトコ

提督「む、いかん。手が止まっていたか」サラサラ

飛龍「提督が考え事で仕事の手が止まるなんて珍しいですね。何があったんですか?」

提督「まあ、少しな……」

飛龍(たぶん、利根さんの事なんだろうなぁ。私も利根さんが何を考えて二人っきりにしてくれたのか分からないし……)


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