192: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/09/19(土) 01:59:05.64 ID:HzNUYnay0
憲兵「兵長殿?
確かに昨日、見えられたが」
戦士「自分は兵長殿の家に逗留しているのですが、
昨日から帰られないのです。
連絡がないので、自分がご母堂の代わりに」
憲兵「そうですか。
しかし、私どもではわかりかねるようです。
昨日は勇者殿と会われていたようですが、
その後の事は…」
戦士「…ありがとうございます。
勇者殿にアポイントは取れますか?」
憲兵「勇者殿は昨日の夜から出られております。
恐らく第6師団司令部だと。
拠点は荒れ野近くです。
しかしあの方はほぼ拠点におられないので、
連絡もつかないと思います。
帰りを待たれた方が」
戦士「うーん…」
憲兵「なに、兵長殿の事は存じてはおりませんでしたが、
話を聞く限りでは勇猛な指揮官という印象を受けました。
きっとなにか事情があるのでしょう。
容易く危機に陥るような方ではないのでは?」
戦士「…そうですね。
あ、そうだ。
一人、他にお会いしたい人物が」
憲兵「はぁ、どなたでしょうか」
戦士「盗賊、という方を。
第6師団所属という事しかわかりませんが、
そう言えばわかる、と」
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