480: ◆6QfWz14LJM[saga]
2017/03/21(火) 01:22:19.85 ID:ysHzmTm8O
「私のせいでみんなから信用を失うことはあっても……その逆はないよ」
言い切った私の見据える先には、苦々しく眉根を寄せるシエルがいた。
不快感というより、不安が強く出た表情。
「……私だって、君のことは信じていたいんです」
だから滅多な仮定を言うな、ということだろうか。
そう推察できる私も、結局は自身を疑っているのかもしれない。
「そうだよね……ごめん」
「……私も最初は、みんなに任せることも考えたよ」
「だけど、私にとっての戦いはやっぱりこっちなんだよ……私が応えた以上は、自分自身でジュリウスに示したい」
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