436: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/10/11(火) 00:47:43.82 ID:HiGTCtqho
「――よう、お一人かい」
声のした方に、咄嗟に振り向いた。
思索の渦が一旦止み、少し滲んでいた視界が、徐々に晴れていく。
「隣、いいか?」
一つ、席を空ける。
「つれないね」
声の主は小さく苦笑を浮かべ、空けた席の隣に腰を下ろした。
「……今は、そういう気分なだけです……ハルさん、何か?」
「ちょっと相談事があってな……ちょうど、後輩達も行っちまったことだし」
ハルさんの言葉に視線を向ければ、シエル達は既にラウンジを退室していたようだった。
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