【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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426: ◆6QfWz14LJM[saga]
2016/09/23(金) 01:29:47.90 ID:sbL4yhKIo


 私達が"アナグラ"に戻って少しした頃には、フライアは次の行動に移っていた。
"神機兵"によるアラガミの根絶を題目とした、フェンリル各支部への"黒蛛病"患者の引き渡し要求。

これは救出した"黒蛛病"患者の再検査と、調査目的で一部を奪取した、彼らが収容されていた装置の解析で分かったことだけど、
"黒蛛病"患者からは、微量ながら偏食因子の反応が検出されている。
今まで医学的な見地から研究を進められてきた症例だけに、体よく発見を逃れてきたこの性質は、現行の"神機兵"にも利用されていた。
つまり、あの装置は収容した"黒蛛病"患者から偏食因子を抽出し、“神機兵”に投与するためのものだったのだ。

――"今は俺の血の力を用いて、教導過程……戦いの学習をさせているところだ"

"統制"の"血の力"による制御と教導には、偏食因子の投与が必須だった。
……それらをより効率的に運用するためには、母体のものと同種であることが望ましい、というところだろうか。

そうなれば、ジュリウスの病状を榊博士に伝えないわけにはいかなかった。
知らせなくても辿り着きそうな答えではあるし、発表されたフライアの声明を額面通りにも受け取れなかったからだ。



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