男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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54: ◆SetoseN//M[saga]
2015/09/07(月) 12:58:24.61 ID:5+fugc19o
男「いやぁ、これ効いてよかったねぇ」

同「もう、使えるもの持ってるじゃない」

男「そういう使い方を想定していないと思うんだよね、元々」

男「それに半吸血鬼という意味では効くか疑問があったし」

同「どうかなぁ、吸血鬼でも効くとは思うんだよね」

同「でも、その後の回復が早いから問題にならないってだけで」

男「なんであれ、君が元気になったみたいで良かったよ」

同「あ、わかる?」

男「なんとなくね」

同「ボクと同じ部分、吸血鬼部分は全部食べたからね」

同「全快って感じ」

同「だから、あっちはもう消えるとこ」

男「とどめは刺さなかったんだ」

同「わかってるくせに」

男「最初から、戦って倒す気だったら倒せていた」

男「だけど、君にはその気が無かった」

男「いや、あちらにもおそらく害意は無かった」

男「が、基本となる筋力が鬼神と吸血鬼のそれだ、抱きしめるだけで人間なんてへし折れてしまう」

男「それで、君は倒したいのか倒したくなかったのか、どっちなんだい?」

同「そりゃ、倒したくなかったよ」

同「それこそ、珍しくね」

同「でも、話が出来る程度じゃなかったし」

同「だから無力化して、消えるの待ってるの」

男「君がいいならそれでいいけれど」

男「うん?」



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