男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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◆SetoseN//M
[saga]
2021/04/18(日) 21:43:07.74 ID:hQfvYly/0
男「さて、到着したのだけれど」
「うむ、待っておったぞ」
男「待ってなくても、と言いたいけれど今日は僕の方が用があったからね」
男「いてくれて助かったよ」
「ここにいないことの方が珍しいがの」
ク「ここにいなくても神社の敷地内にはいらっしゃいますしね」
男「その場合いるであろう場所が山のどこかになるから割と困るんだけれどね」
ク「それで、何があったのですか?」
男「うん、まぁ君たち相手だと僕に何も起きていない様に錯覚してしまうのだけれど」
男「端的に言うと僕は人に認識されない状態になっている、気付かれないというべきかな」
ク「だから電話に出たことに驚いていたんですね」
ク「というか私たちには男さんが見えているのは」
「それは私達が人間ではないから、なのだろう」
ク「それは、どういう」
「どういう訳か人間からだけ認識されなくなった」
「そして不可思議には認識されるので、ここに来た」
「そんなところかの?」
男「大体そんなところだね」
男「それで、経緯を話す前に確認したいのだけれどいいかな」
ク「ええ」
男「僕らのルールってわかるかな?」
ク「男さんの…?」
「ルールとな」
男「あぁ、そういうパターンなのか」
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