男「死にたがりな幼馴染の自殺を止められない」 その3-2
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333: ◆SetoseN//M[saga]
2019/12/02(月) 20:35:42.59 ID:tCUE3egpO
僕が認識されなくなっていることと、初が消えたことが直接結びつかないことに

だって、そうじゃないか

初が僕のことを見えなく、認識出来なくなっても

初が消えることにはならないだろう

初が存在している根幹にあるルールは

「屋上に自殺し続けている女生徒の幽霊がいる」

というもので、これ自体は僕はおろか初のことを特定しているわけでもないのだ

故に僕が人に認識されなくなろうが、ルールが崩壊するわけがない

そう、僕が認識されないことで崩壊するのは初のルールではない

あるじゃないか、僕が

僕でなければ、いけないルールが

僕と女のルールが

急いでスマホを取り出し、女に電話をかけようとする

もちろん、安否確認の為だ

しかし、いなかった

連絡先の中に女が存在しないのだ

女がいないということは、どういうことか

こういう時こそ焦りながらも落ち着いていないといけない

急ぐという、結果を急くという気持ち自体は悪くはない

しかし、落ち着いた思考、広い視野、そういうのを失ってはいけない

そうでなければ、重大なミスを犯してしまうかもしれないから

そしてそれは、命に関わるかもしれないのだから

だから、落ち着こう

女が存在しないということに、覚えはある


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