カレン「アヤヤはガチデース!」 綾「わ、私、一般人だから!」
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34: ◆jOsNS7W.Ovhu[saga]
2015/05/29(金) 21:58:31.45 ID:hl0OQFEs0

――2年A組・朝のHR前


忍「……なるほど、そうだったんですね」パラッ

忍「どうして私が彼に振られてしまったのか……悲しかったですが」ジーッ

忍「――はぁ」


綾「大丈夫よ、しの。やり直しは出来るわ」ポンッ

忍「綾ちゃん……」

綾「人生は一度きり、とよく言われるけど」

綾「少なくとも、私やしのはやり直せるから」

綾「また、えっと……よ、よりを戻すことだって」モジモジ

忍「そ、そうですか」

綾「ええ、そうよ」


綾「――だから、ね? しの?」

忍「はい?」

綾「……が、学校で」

綾「そういう攻略本を堂々と読むのは、ね?」

忍「わ、私……何か悪いことを?」キョトン

綾「そうじゃないんだけど……」アセアセ

綾「表紙がヒロインと主人公だし……それがそんなに大きく」カァァ

忍「??」


忍「私、ゲームがダメなのは分かってて、やってましたけど……」

忍「こういうご本もダメなんですか?」ジッ

綾「……う」ビクッ

綾(そ、そう言われれば……私は表紙を隠してラノベを読んでるけど)

綾(しのが隠してないからって、それを指摘する立場じゃ……)チラッ


アリス「……」グスッ

アリス「うう……シノが、シノが」

アリス「私を置いて、ゲームばっかりしてるよぉ」ウルウル

綾「……」

綾「――ほら、しの?」

忍「綾ちゃん……私、どうすればいいんでしょうか?」

忍「アリスがさっきから悲しそうにしてるのは知ってて……それでも止められなくて」

綾「ど、どうして?」

忍「――それは」


アリス「……もうっ! シノのことなんて知らないんだから!」プイッ


忍「ね? 私が今、えっと……攻略? してる相手の方のセリフそっくりなんです」

忍「だからお家でプレイ中、キャラクターボイス? を止めてアリスの声だけに耳を傾けていると」

忍「何だかアリスを、その、攻略してるような気分に、ですね」エヘヘ

綾「……」

綾(この子、素質が有り余りすぎてる……!)ビクッ


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