提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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74: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/06/08(月) 00:21:48.32 ID:ipErHBFK0
隼鷹「はい、できた。鏡見なよ」

目は覚め、唇はしっとりとしていた。

髪はいつもより艶が出ていた上、ご自慢の尻尾さえ機嫌がよさそうに見えた。

龍驤「おぉ、すっごい綺麗や。ありがと♪」

隼鷹「いいってことよ」

龍驤「あれ? 髪紐2つ余ってるんやけど。これどうやって留めたん?」

隼鷹「ん〜? 髪を編みこんで留めたんだけど?」

龍驤「……ほんますごいわ」

隼鷹「あとは、ハンカチ。 少しだけフラグレンスを付けといたから」

隼鷹「よっし! 準備もできたし、行って来い!」

龍驤「ほんまにありがとう。行ってきます!」

隼鷹「あとな、龍驤」

龍驤「なぁに?」

隼鷹「それ、解くのは簡単だけど、多分自力じゃ留め直せないぜ〜?」

龍驤「ウチじゃさすがに無理やわ」

隼鷹「帰ってきたら一緒に風呂に行こうぜ、ひひっ」

龍驤「うん? わかったでぇ〜」

何度も隼鷹に礼をしたあとに、部屋を去っていった。

慌てた様子ではあったが、その表情は少し自信を感じさせるものだった。

隼鷹「……さてさて、どんな髪型で帰ってくるかな?」

鳳翔が内面を隼鷹が外面を気に掛けたのだから、何もなければ嘘というものだろう。

隼鷹は本当に楽しそうな顔で笑っていた。




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