提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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388: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2017/08/28(月) 21:08:06.71 ID:Av3ug9Vz0
――第一航空戦隊ソウリュウ編成の演習――

披露宴で泣くものもいれば笑うものもいた。

概ね陽気な空気ではあった。

加賀「赤城さんも泣くなんて。確かにこれは喜ばしいことです」

赤城「いえ、そうではなく。陛下の御前で彼奴を屠れなかったことが悔しくて」

空気を凍り付かす赤城の発言。

そして凍り付く港湾棲姫。

彼女は狙われている。

龍驤「あのさぁ、赤城。さすがにありえんやろ。どんなメンタルしとるの?」

提督「ふむ、確かに直接の戦闘はできなかったからな。ならば演習だ」

提督「深海棲艦に演習を願おう。姫級が相手だからどんと胸を借りていけ」

北方棲姫「イヤ、オ前ラハ絶対ニ勝テナイカラ」

ふよふよと顔の前で手を振る。

提督「そう侮るなよ。こちらの編成は一航戦でいこう」

漣「キタコレ!」

潮「漣ちゃん、絶対に私たちじゃないから」

提督「第一航空戦隊ソウリュウ編成で挑むぞ!」

牙を剥く赤城。その顔にはもう涙は残っていない。

そしてもう一人。

レ級「鳳翔、瓶がくだけたんだけど」

酌をしていた瓶を粉々に砕く鳳翔。

口元は嗤っている。

加賀「嫌です」

龍驤「うちもいやや」

提督「龍驤、頼んだぞ!」

龍驤「おっしゃ! いくで、加賀!」

加賀「……嫌です」

右袖を龍驤につかまれ、左袖を鳳翔につかまれ連行されていく。

北方棲姫「面倒ダカラ嫌ダ」

ほっと胸を撫でおろす港湾棲姫、戦闘は避けられそうだ。





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