提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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362: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2017/03/19(日) 23:12:59.53 ID:Vq0iMlJH0
ーー終劇ーー

北方棲姫「■■■■■■■■■」

北方棲姫は劇を完遂するため爆撃機に指示を出した。

丸くてカワイイ爆撃機は次々と海中へ飛び込み戦利品を鹵獲する。

格好いい艦戦とそれを格好良く操った空母だ。

北方棲姫は部下に台詞を促した。

護衛要塞(北方棲姫属)「『格納庫ヲ用意セヨ。艦載機ガ100機以上格納デキル規模ガイイ』」

北方棲姫「『ゼロガサビナイヨウニネ』」

戦利品を抱えたまま呟く。

北方棲姫「『ウン。ワタシ、チョットツヨイカモ』」

表情は読み取りにくいが、満足気だった。

見せ場を演り切った事に加えて、生まれて初めて観客から喝采があったからだろう。

観客は信じがたいほど高水準な演技を見て狂喜乱舞寸前だ。

艦娘と姫は在り得ない状況に眼を疑っていた。

轟沈しているにも関わらず、彼女はそこに存在している。

北方棲姫に抱えられてそこにいる。



暗転



語り部は決して遅くならなかった。

未だ劇は続いている。

ならば速やかに進めなければならない。

第六駆逐隊が無傷赤疲労という極限状態の空母を無理やり連れて行く。



暗転



鶴姉妹が演じ終える。



提督「これにて終劇!」

住民の拍手と共に幕を閉じた。




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