提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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290: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/07/10(日) 23:51:48.10 ID:Soh1Swtt0

レ級は直感に従った。

上方に展開した障壁を解除すると同時に自分の後方、曳航してきた姫とその護衛の前方に再展開する。

さらにデコイを含む砲撃に対して完全に防御を捨て去る。

水上爆撃機が爆弾を投下し始め、その直撃を受けながらも集中した。

九一式徹甲弾は急所に直撃するだろう。

当てられるというより後方への被弾を回避するための苦肉の策だった。

それでもなお空を仰ぎ続ける。

日向「そうだ。放った艦載機からの突撃、これだ」

レ級は読み勝った。

上から降ってきた日向を名乗る航空戦艦は剣をとり、人差し指と中指で柄を挟んでいた。

同時に、添え手の人差し指と中指は刃を締め付けることで初太刀に全力を込めていることも想像が付く。

日向「流れ星!」

日向は航空戦艦の質量を持って斬りかかった。

レ級「キャハ!」

レ級は尾部触手の歯による真剣白刃取りを実行した。

日向に向けて砲を構えたまま防御成功、ただし刃と歯のぶつかり合いにはならなかった。

日向は躊躇なく剣を捨て、予定調和の元36.5cm連装砲を構える。

艦載機を操り、砲を駆使して任務を果たす。

これこそ日向が考える全曲面型の戦闘、航空火力艦のあり方だった。

レ級と日向は水平射撃を互いに喰らわせあう。



日向:大破

レ級:中破



日向「まぁ、そうなるな」





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