提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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267: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2016/06/06(月) 22:47:42.64 ID:cgQedAPK0
日向「見事な昼戦だったな。瑞鶴、遅くなったが解説をしよう。……ん?」

瑞鶴「なんでよ、なんで囮なんか。そんな作戦って……かはっ、……っ」

日向「これはいかんな。心身艦がばらばらになりかけている」

瑞鶴「……大丈夫、ですから。大丈……」

日向「瑞雲ッ!」

瑞鶴「私、それは……」

日向「あぁ、装備はできないな。ただ保持するだけでいい。目を閉じなさい」

水上爆撃機をひとつ、瑞鶴に持たせてやる。

日向「過去を追ってはいけない。未来を待ってはいけない。ただ今この時だけを感じ取るんだ」

瑞鶴「……今」

日向「君の手には何がある?」

瑞鶴「瑞雲……です」

日向「そうだ。五航戦の栄光でもなく、未来への希望でもない。ただの瑞雲だ」

瑞鶴「はい」

日向「君は聡い娘だ。かつて様々なものを背負わざるを得なかっただろう。そして今後様々なものを背負っていくことになるだろう。だが、君にできることは何だ?」

瑞鶴「今を生きることだけ、です。日向さん、もう大丈夫です」

日向「そうか。この演習だが」

瑞鶴「加賀と長門さんが自身を鍛え上げ、限界いっぱいまで自分を使い切ることを。龍驤が私達の最大戦力である艦載機を鍛えあげることの必要性を見せてくれました」

日向「悪くない」

瑞鶴「昼戦が終了したので夜戦なしで長門さんの勝ち。だけど、どっちも今日の勝敗は気にしないと思う。次に備えてまた強くなるわ。私も訓練しなきゃ」

日向「悪くない。いや、素晴らしい」

瑞鶴「演習は終了よね」

日向「いや、まだだな」

瑞鶴「何でですか?」





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