提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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26: ◆zqJl2dhSHw[sage saga]
2015/05/09(土) 22:33:49.92 ID:NPpYpUnM0
緊張の糸が切れ、ふたりは泣きじゃくる。九死に一生を得る、という言葉は妥当だろうか。

加賀「その、瑞鶴。今更言葉を改めろとは言わないけれど、せめて相手を選びなさい」

瑞鶴「はい……、加賀先輩」

瑞鶴「無礼な態度を取った瑞鶴にも稽古をつけて下さり、……ありがとうございます」

加賀「別に、あなたのためではないわ。この鎮守府のために、もっと戦力をつけてもらわないといけないから。ただ……」

加賀「さすがに、龍驤さんの稽古は同情します」

加賀「落ち着くまでは見取り稽古をしなさい」

瑞鶴「……はい」

加賀「……あの、しっかり鍛錬を積みなさい。あなた達はよくやっているのだから……いえ、なんでもないわ」

ふたりは耳を疑った。

すでに射位に立った加賀の表情を伺うことはできない。

それでも、加賀の耳が赤くなっていることだけはわかった。

赤城「……」

横目で五航戦の様子を確認する。

目元は真っ赤だったが、その表情は明らかに輝いていた。

赤城「……上々ね」






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