提督「劇をしたい」龍驤「あのさぁ、さっきからなんなの」
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◆zqJl2dhSHw
[sage saga]
2015/11/23(月) 00:13:09.33 ID:NoHVzsGH0
その言葉に耳を疑った。
監視対象になっているこの鎮守府は保有数に制限をかけれている。
その上限、24盃。
そして、鎮守府に在籍している艦娘の数は24。
新しく艦娘を着任させる場合、必要な処置は明言されている。
決して発動してほしくない命令の1つだった。
提督「北上よ。お前が駆逐艦に訓練を付けてくれた日の夜に、嘆願書が4通届いた。どれも『大井』を着任させてほしいという内容だ。名前は伏せるが、提出者は軽空母が2人、駆逐が1人、そして軽巡が1人だ」
北上は電と阿武隈を睨みつけ、2人は目を逸らした。
提督「さっそく大本営との交渉を開始した。それが今日のさっきまでかかってしまったことは、まぁ、俺の力不足だ」
北上「何回か交渉してくれたの?」
提督「いや、ずっと交渉し続けた」
北上「は? 提督、馬鹿でしょ。何日たったと思っているの?」
提督「監視対象になっているが故に、この鎮守府はそう簡単に無視されない。無理を押すためには多少狂気を見せるしかなかった。向こうの担当は交代できるが、こっちは俺1人だったからはっきり言って大変だったがな」
北上「……うん」
提督「やはり条件を突きつけられた。雷巡は巨大な戦力だからな。新規着任させる場合、駆逐艦3盃と引き換えだとさ」
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