722: ◆A0cfz0tVgA[saga]
2016/08/29(月) 01:02:50.56 ID:h55ri34l0
ぽーんと、半ば飛ぶような形で彼女は槍にしがみつきながら宙を舞う。
足は地を離れ、その場に留まろうと踏ん張ることもできない。槍に導かれるがままに引き寄せられていく。
そして彼女の向かう先には。
右手を強く握りしめ、こちらを睨め付ける当麻の姿が――――
上条「ッッッ、らあッ!!!」
バゴンッッッ!!!
彼の剛拳が、再び彼女の顎を捉えた。
大凡、人が出せるとは思えないような鈍い音が響き、ミシミシと彼女の顎骨を軋ませる。
その衝撃で彼女の歯は今度こそ無惨に砕け散り、異常に伸びた犬歯がへし折れて吹き飛んだ。
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