58:名無しNIPPER[saga sage]
2015/05/18(月) 00:29:00.27 ID:AHJ3I8Bt0
桃色をベースとして、所々にフリルが付いた可愛らしいスカートを着込み、
青みがかっている銀髪の頭には服と同じ色のナイトキャップ、そして足には紅色のブーツを履いている。
中世の貴族の娘のような出で立ちであり、現代社会においては奇天烈としか言い様がない。
しかし背後の西欧色が前面に強く押し出されている建造物が、その少女の姿を違和感のないものに仕立て上げていた。
レミリア「……」
その少女――――レミリア・スカーレットは静かに玄関の扉を閉めると、
出掛ける挨拶もせずに無言のまま、軽い足取りで石の階段を下りた。
淡い月光に晒されたその姿は何処か神秘的であり、同時に妖しい雰囲気を醸し出している。
その光景は、一枚の絵画に納められると思える程様になっていた。
土御門(指定した時刻まで後10分……ここから公園まで、徒歩で丁度辿り着く時間か)
土御門(怖じ気づいて出てこないのかと思ったが、その心配はいらなかったか)
そんなことを考えている土御門を余所に、レミリアは鉄柵の門を開けて敷地の外に出た。
そして自身の手で扉を閉めると、夜の道をたった一人で歩いて行く。
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