とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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56:名無しNIPPER[saga sage]
2015/05/18(月) 00:27:43.90 ID:AHJ3I8Bt0

土御門(さて、そろそろ出てきてもおかしくはないんだが……)



土御門は物陰からレミリア・スカーレットが住まう『家』を睨む。
いや、『館』と表現した方が正しいだろうか。周囲にある一般的な家屋よりも二回り以上も大きい。
土地面積が逼迫している学園都市の住宅事情を考えると、その敷地の広さは異常である。


しかしそれ以上に、圧倒的な存在感を放っているのが『館の色』だろう。
ここ一帯に建てられている建物は、基本的に灰色と茶色を基調としており、比較的に落ち着いた雰囲気のものが大半だ。
ところがスカーレットの館は外壁、屋根、窓の枠に至るまで全てが、その名の通り『紅』で統一されている。
しかも普通の『紅』ではなく、少々黒ずんだ、もっとわかりやすく表現するならば『静脈の血液』のような暗赤色だ。


塗装をする際に人間の生き血をそのまま用いたかのような――――
常識的に考えればあり得るはずがないのだが、今回は事情が事情なだけに、そんな考えを抱いてしまう。
『吸血鬼が住む』というだけで、そこには恐ろしい何かがあるような錯覚に囚われてしまうのだ。
それだけ吸血鬼という存在は、『強大な怪物』の代名詞として人々に認知されているということなのだろう。




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