とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
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149: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2015/06/29(月) 00:54:29.07 ID:nViWSLwi0

他にも色々とあるが、いずれも信憑性が無いため、その全てが『突拍子もない噂』として片付けられていた。
つまり、たまに話題にあがることがあっても、結局はそれっきりという程度の知名度だったのだ。


だが今回の『身体検査』によって、彼女は否が応にも多くの研究者達から注目を浴びることになる。
その理由は、『弱冠10歳という年齢で、レベル4相当の能力を身につけた』という事実だ。
彼女のような幼い年齢で突然高レベルの能力を修得する事例は少なく、非常に珍しい。


超能力の『強度』を決めるのは、『自分だけの現実の確固さ』と『演算能力の高さ』。
つまり高レベルの超能力に目覚めるということは、『強力な妄想力』と『並はずれた頭脳』を持っていることと同義なのだ。
何れの力も、伸ばすためには『本人の才能』と『鍛錬する時間』が必要であることを考えてみると、
この二つを突然手に入れてしまうことがどれだけ稀有なことなのかがわかるだろう。


学園都市の超能力開発の歴史に於いて、非常に稀少な事例。
それは超能力開発に携わる研究者が興味を引くには十分な要素である。
故に、彼女に注目が集まってしまうのは致し方ないことと言えた。




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