とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)4
1- 20
124: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2015/06/15(月) 00:36:27.03 ID:Bc8AiHO00

何故今まで、その男の顔が思い浮かばなかったのだろうか?


無意識に考えないようにしていたのか?だとすれば、自分は実に愚鈍である。
あの男ほど厄介事に首を突っ込み、周囲を困らせる人間はいないというのに。
自分が知り得る中で、最もこの場に現れる可能性が高い人間だというのに。


パチュリーの言葉を真に受け、安心してしまっていたのか?だとすれば、自分は実に浅墓である。
あの男がこちらの忠告を素直に聞いて、大人しくなどしているはずがないというのに。
不幸になる人間がいると知った上で、黙ってそれを静観できるような男ではないというのに。


土御門は硬直しきった体を、軋む音が聞こえるような動作で以って動かし、自身の背後を見た。
その視線の先に居たのは、まぎれもなく――――




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
859Res/553.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice