377:ずいずい ◆9eWjFae4dI[saga]
2017/10/07(土) 09:49:53.48 ID:uNkHAO8+O
一ヶ月後 横須賀鎮守府
瑞鶴「うわー久しぶりに帰ってきたわね」
瑞鳳「そうね。前段作戦開始時から私達は出ずっぱりだったから本当に久しぶり」
瑞鶴「でも、私達の部屋って埃まみれなんじゃ……」
瑞鳳「あー……確かにそうかも」
瑞鶴「まずは掃除からか」
瑞鳳「そうね」
ガチャ バタン
瑞鶴「あ、提督さん!」
提督「どうした?」
瑞鶴「どうしたも何も提督さんこそどうしたのよ? 帰って来て早々何処か行くの?」
提督「ああ。これから大本営へ行かねばならない」
瑞鶴「え!? 横須賀に戻ってきて一時間も経ってないじゃない!」
提督「どうしても急ぎで確認を取らねばならない事があってな」
瑞鶴「そうは言っても提督さんはコロネハイカラ島やショートランド、帰投中の朝霧の中でも全然休んでなかったじゃない! 提督さん倒れちゃうよ!」
瑞鳳「お言葉ですが、私も瑞鶴に同感です。提督が倒れてしまったら元も子もありません。せめて一日休んで下さい」
提督「二人ともありがとう。しかし今回ばかりはそうは言って居られないのだ」ポンポン
瑞鶴「でも……」
提督「私は大丈夫だ。それと、二人には私が留守の間鎮守府の指揮を任せたいのだが、引き受けてくれるな?」
瑞鶴「私も提督さんに同行したい」
提督「すまないが、今回は私一人で行かねばならない」
瑞鶴「でも提督さんが危険な目に遭ったら……」
提督「大丈夫だ。今回は湾岸から離れたルートで大本営へ向かう。敵襲による被害の可能性も格段と少なくなる」
瑞鶴「でも……」
提督「瑞鶴は心配性だな。大丈夫だ。それとも私が信じられないか?」
瑞鶴「……信じられない」
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