【艦これ】まるゆ「隊長が鎮守府に着任しました」
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83: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/08/04(火) 14:26:55.36 ID:v+aZDUUx0
 入渠は大切な行動の一つだ。
 それを怠れば、万が一という事態を招きやすくなる。
 高速修復材を使用するか否かの判断も大事であり、急を要する場合に在庫が無いでは話にならない。
 ただ、高速修復材を使われるのがその艦娘にとって幸せかどうかは、状況次第である。




「やっぱりお風呂はいいよねー」

「……おい」

「あっ提督、入浴剤入れてもいい?」

「入れてもいいからその前に話を聞け」

「何ですか?」

「今は俺の入浴時間で、お前はさっき入ったはずだろ。何で戻ってきた」

「だって今日高速修復材使ったからすぐに入渠終わっちゃったし、ちょっとお風呂も短めだったからやっぱり入り足りないなーって思って」

「だからって俺が入ってるのに入って来るなよ。他の奴は止めなかったのか?」

「ちゃんと水着着てるよ? 皆今日はもう寝ちゃった」

「水着着てようが問題だ、後でイムヤに知られたらまた海に潜らされかねん」

「しおい的にありだからありです!」

「お前なぁ……」

「――ありがと」

「何だよ、急に」

「焦ると提督、あんな風になるんだね」

「焦らせたお前が悪い」

「だって、後もうちょっとだったんだもん」

「……あんまり、仲間に心配をかけるな」

「……うん」

「分かったならいい、俺は先に上がるぞ」

「提督、まだ入って二十分だよ?」

「二十分なら普通だ、お前も程々に――」

「ご入浴のところすいません。隊長、シオイがどこに居るか知りま……せん……か?」




 脱衣場から声をかけようとしたまるや、脱衣場へのドアを開けた提督、走り去るまるゆ、追う提督、転けるまるゆ、抱き起こす提督、シオイをまるゆと探していたイムヤ合流、腰にバスタオルを巻いただけの提督と気絶したまるゆ、以下略。




「提督、大丈夫?」

「自分に高速修復材を使いたい気分だ……」


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