【艦これ】まるゆ「隊長が鎮守府に着任しました」
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74: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/06/28(日) 10:52:57.19 ID:NyzWya2r0
演習予定日となり、提督と六人は軽巡三名の到着を待つ。
対潜攻撃への警戒やどういう陣形で挑むかという簡単な作戦会議を行う中、沖に現れた艦影を一番先に発見したのはイクだった。
「提督、来たみたいなのね」
「来たか」
全員の視線がイクの指差す方向へと集まり、普段は少し賑やかな面々も緊張の面持ちを見せる。
そして、段々とその姿がはっきりとした頃、提督は先方の鎮守府が真剣に演習相手を送ってくれたのだと確信した。
「けっ、軽巡洋艦、名取です。今日はよろしくお願いします」
「五十鈴よ、よろしく」
「軽巡洋艦、神通です。今日はよろしくお願いいたします」
「こちらから申し込んだ演習だというのにわざわざご足労頂き感謝する。では、早速あちらで始めてもらっても構わないだろうか?」
「はい、問題ありません」
「準備は万全よ」
「私も準備運動は済ませておきました」
「じゃあお前達、胸を借りる気持ちでしっかりぶつかってこい」
「皆、頑張ろうね」
「海のスナイパー、イムヤに任せて」
「避けまくってやるでち」
「機銃撃ってちゃダメかしら」
「勝ったらご褒美もらうのね」
「終わったらお風呂直行!」
気合いは十分、六対三と数の上では圧倒的に有利な彼女達にとっての初演習が、今始まろうとしていた。
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