【艦これ】まるゆ「隊長が鎮守府に着任しました」
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69: ◆UeZ8dRl.OE[sage saga]
2015/06/10(水) 22:07:02.65 ID:m1+cE+iS0
新たに増えた仲間、シオイ。
そのこと自体は大変喜ばしいことではあったが、勝手に資源と資材を大量に使用したゴーヤとイクは反省を踏まえて遠征による資源回収を命じられる。
一方提督も新規艦娘着任の手続きや、潜水艦に愛された逃れられない自分の運命と向き合うのに忙しかった。
「ごめんねシオイ、建造されたばかりなのに手伝ってもらって」
「いいよいいよ、何だかこうやって洗ってピカピカにするの気持ちいいし」
「この洗い物終わったら、鎮守府の中を案内をするね」
「うん、ありがとまるゆ」
第一印象は田舎の娘、話してみれば温和な普通の女の子。
一緒に皿洗いをしていると、自分たちが深海棲艦と最前線で戦っているということを忘れてしまいそうだとまるゆは感じていた。
「よし、こっちは終わったよ?」
「あーちょっと待って、この汚れがなかなか落ちなくて……」
「それぐらいなら大丈――」
「ダメ! ピカピカにしたいの!」
大きな声で遮られたことに驚き、まるゆは肩をビクリと震わせる。
別に急いでいたわけではないので彼女は大人しくシオイの気が済むまで待つことにしたが、皿洗いが終わったのは実に十分後のことだった。
「それじゃあシオイ、どこでも見たいところを言って。案内するから」
「じゃあまずはお風呂かな」
「お風呂? 入渠ドックじゃなくて?」
「そうだよ、お風呂。大切大切ー」
「う、うん、じゃあ案内するね」
「レッツゴー」
シオイはちょっと綺麗好きで皿洗いに余念が無くお風呂に入ったら二時間は出てこない普通などこにでもいる女の子だった。
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