【艦これ】まるゆ「隊長が鎮守府に着任しました」
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47: ◆UeZ8dRl.OE[saga sage]
2015/04/25(土) 20:24:15.06 ID:rNRtFphH0
「あ、あの、隊長……」

「何も聞かず、受け入れろ」

「目玉後二つ焼くでち」

「その言い方怖いからやめてよね」

 食堂に集まっていた三人の元に、提督は二人の新たな仲間を連れて入ってきた。
 困惑するまるゆ、料理の追加に着手するゴーヤ、視線をあからさまに逸らし見なかったことにしたイムヤ、反応はそれぞれだ。

「今からご飯なの?」

「シュトーレンが食べたいな」

「今から夕飯だ、とりあえずこの場で挨拶も済ませたいから座って出来上がるの待ってろ。後、シュトーレンが欲しけりゃ出撃して戦果挙げろ。そんなもん買ったり作ったりする余裕も時間も今は無い」

「はーい」

「シュトーレン……」

 他の四人と比べると明らかに身体の一部が圧倒的な大きさを誇る艦娘と、眼鏡をかけたシュトーレンを要求する艦娘。
 二人も空いた席につき、全員分が食卓に並ぶのを待つ。

「てーとく、こんがり上手に焼けたよ」

「目玉焼きでそれは焦げたって言うんだぞゴーヤ、それは俺が食うからコイツ等にちゃんと焼けたの渡してやれ」

「了解でち」

 パンと目玉焼き、それとハムが全員の前に並び、食事の用意が整う。
 それに合わせて、提督も新顔二人の挨拶を始める。

「見ての通り、今妖精さんに頼んで建造した新しい仲間だ。二人とも、自己紹介しろ」

「伊19なの、イクって呼んで欲しいのね」

「伊8です。ハチ、はっちゃん、アハト、好きに呼んで下さい」

「よろしくお願いします! 秘書艦のまるゆでしゅ!」

「ゴーヤだよ、段ボール欲しかったらゴーヤに言ってね」

「イムヤよ、よろしく」

「よし、じゃあ後の話はこれ食べてからだ」

「「「「「はい、いただきます」」」」」

 何事もなく挨拶も終わり、四人から六人に増えた食事が始まる。
 異様なまでのスク水率ではあるものの、既に慣れてしまった提督には特に何の違和感も無かった。
 しかし、相変わらず潜水艦しか居ないという現状には慣れようも無いのだった。


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