男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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731:名無しNIPPER[saga]
2016/08/21(日) 23:50:03.75 ID:WV1RMa78o
男「どけえぇ!!」ドンッ

ゆま「わっ」

マミ「きゃっ」

男(俺は素早く靴に足をつっかけ、二人を押しのけ外へと飛び出した!)

ドンッ

男「ごあああっ!!」ドテッ

男(玄関を出た所で壁にぶつかる。飛び出した勢いがそのまま自身に返り、俺は仰向けに倒れこんでしまった)

男「な、何故こんなところに壁が……!?」

小巻「ちゃんと人が居ないのを確認してから飛び出してきなさいよ」

男「ひぎぃっ!」

男(壁だと思っていたのは後ろ向きに立っていた小巻ちゃんだった)

男「あ、あああああ」

男(俺は死に物狂いで立ち上がり、死んだはずの敵が現れた恐怖と焦りでふらつく足を無理やり動かし再び走り出す)

男(奴らが結託すればいつでも俺を殺せる……その事実が俺から判断力を奪っていた)

男(俺はただ助かりたくて、一人で居たくなくて、この状況でもっとも向かってはいけない場所に向かってしまっていた)



男「お、おり、おりもの……おりこちゃん……たしゅけて……」ガタガタ

男(窓から暁美さんの部屋に侵入し、玄関に向かう。織莉子ちゃんの監禁部屋に入るとそこでは織莉子ちゃんがキリカちゃんに膝枕をしていた)

男「お、おりこちゃん……」

織莉子「……早かったわね。どう、思い通りにいった?」

男「あ、あの……全部が全部思い通りにはいかなかったんだけど……」

織莉子「そう」

男(俺の言葉に彼女は興味無さげに呟く)

男「で、でも最後には絶対うまくいくから! もうちょっとだけ待っててくれ!」

織莉子「……」

男(目を伏せ、動じずにキリカちゃんの髪を撫でる織莉子ちゃん。俺の言葉が届いているのかどうかもわからないその態度に違和感を覚える)

男「お、織莉子ちゃん?」

「ふーむ、空間を作り出せる魔法か……なかなか珍しい」

男「は……」

松平「どう戦いに活かすのか気になるのう」

男(気がつくと部屋の入り口近くに松平が立っていた。品定めをするように部屋の壁を指先でつつき、眺めている」


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