男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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585:名無しNIPPER[saga]
2015/10/12(月) 18:43:51.57 ID:5G2T3t6io
男(俺は杏子ちゃんの北側を斬りつけるべく刀を構えた)

男(北側は杏子ちゃんの背面だ。俺は……杏子ちゃんの背中を容赦なく斬りつけた!)

スパッ

男(不思議なほどに抵抗なく刀は杏子ちゃんの身体を通り抜ける……!)

杏子「ぐぁ……っ!」

小巻「な……!」

男「はぁ、はぁ……どうだ!」

小巻「アンタ何を!」

男「すまん、つい……」

男(小巻ちゃんが驚きの声をあげ、こちらに注意を向ける。その隙をついて杏子ちゃんが……)

杏子「!」ドスッ

小巻「ぐっ!」

男(武器に体重を乗せたまま前傾姿勢になっていた、小巻ちゃんの鳩尾を蹴り上げた!)

小巻「っはッ……」

杏子「降参しろだぁ? ホントおめでてーな!」

男(力が抜け、更に隙が出来た小巻ちゃん間髪入れずに槍の一撃が向かう!)

男(狙いは身体の中心だ! まずい、小巻ちゃんが殺られる……!)

ヒュンヒュンヒュン……

杏子「! まだ居たのかよ!」バッ

男(飛来した物体を視認しないままに後ろに飛びずさり回避する杏子ちゃん。小巻ちゃんの危機は一旦脱したかに見えたが……)

ブオォンッ!!

男(下がりながら放たれた横殴りの一撃が、鞭のようなしなりを見せ小巻ちゃんの即頭部にクリーンヒットした!)

小巻「……」バタッ

男(俺の攻撃からほんの数秒の出来事だった。背中に傷を負ったまま立つ杏子ちゃんを前に、小巻ちゃんは頭を打ちつけながら倒れてしまった)

男「お、おい……?」

小巻「……」

男(返事がない。意識を失っているのか?)

杏子「アタシさ、今お前らに殺されかけたよな」

杏子「だったら……アタシがやり返してお前らのこと殺したって文句はないよな」

男(そう言って倒れたままの小巻ちゃんに近づく杏子ちゃん。俺は……どうすれば……!?)

松平「小僧!! 小巻を背負って逃げるのじゃ!!」

杏子「あ?」

男(そうか、松平の魔法は相手の敵意を自分に向けさせることが出来る!)

男(なら俺は……↓2だ!)


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