男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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47:名無しNIPPER[saga]
2015/03/22(日) 14:56:41.88 ID:KlcssWHDo
男「そんなの気にすんなよ、奪われる方が悪いんだよ」
男「心を入れ替えればそれで十分だ。大体今更そんな事言ってもどうにもならないからな」
杏子「そんな言い分で誰が納得するんだ。アタシだったら絶対許さない」
男「許さないって杏子ちゃんの事をそこまで恨んでる奴なんているのか? 人でも殺したなら話は別だろうけどな」
杏子「お前の言ってる事はただの加害者側の自分勝手な言い分だろ」
杏子「反省したから今から自分は真人間です、だなんてそんなの誰も……いや、アタシ自身が誰より許せない……」
男「だったら今まで通り周りの誰も彼をも傷つけて、人から物や金を盗みながら生きていくのか?」
男「何度も言うけどショウさんに顔を見られたら、この街じゃもうそれは出来ないからな。風見野も危ないだろうな。知らない場所で、ここのみんなとも本当に縁を切って一人でやっていくしかないぞ」
杏子「あのオヤジがなんだって言うんだよ! あいつに目をつけられたくらいで……!」
男「見滝原を実質的に管理してるのはショウさんだ。全ての情報はショウさんの所に集まるし、何かあったら大人はみんなショウさんに相談する。人望は市長以上だ」
杏子「だからなんなんだよ!」
男「全ての情報は、といったはずだぞ。大人の目は全部ショウさんの目だと思った方がいい」
男「多分俺達がここにいる事も知られてるだろうな」
杏子「なワケねーだろ。馬鹿か」
男「……」スッ
男「見ろ、数分前にショウさんから来てたメッセージだ」
『佐倉の教会跡なんかに何の用だ。こっちはもうお前の家に着いてるぞ』
杏子「……」
男「な? でも逆に考えればショウさんにさえ気に入られれば、杏子ちゃんの今までの悪行もショウさんがなんとかしてくれる」
男「こんなチャンスはもう二度とないぞ。杏子ちゃんさえ望めば巴さんや美樹さん、暁美さん達魔法少女仲間と同じ学校に通う事だって出来るかもな」
杏子「……アタシが……みんなと学校に……?」
男「俺の仲間になればな」
杏子「……」
杏子「そんなの、あのオヤジの力で無理矢理被害者を黙らせてるだけだろ……」
杏子「脅して奪うための力が暴力から権力に変わるだけだ。今までと変わらねーよ!」
男「アレも駄目、コレも駄目だな。一体どうしたいんだよ」
杏子「出て行く……」
杏子「ワルプルギスの夜を倒したら当分はグリーフシードには困らないはずだ。親父の借金だけ返したらこの街から出て行く」
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