男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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36:名無しNIPPER[saga]
2015/03/17(火) 14:41:58.79 ID:l22wLNK3o
男「ここに杏子ちゃんの家族のための墓を作ろう」

杏子「あ?」

男(一瞬で冷ややかなマジ顔になった……)

男「杏子ちゃんの家族はここにはいないけど、せめて墓を作ろうって言ってるんだよ」

杏子「お前……」

杏子「ちょっと大人しく協力してやったくらいで何調子乗ってんの? なあ……」

男「作ろう、墓」

杏子「……」グイッ

男(胸倉を掴まれた。凄い力で足が浮きそうになるが、ここで引いてはいけない)

男「アウトローゴッコはもうおしまいだ。現実から逃げるのはもうやめろ」

男「亡くした家族を悼んで、それでも自分自身の人生を歩むのが人間だ。杏子ちゃんにもそうしてもらうし、墓はその踏ん切りをつけるために作る」

杏子「アタシが……現実から逃げてるだと……!?」ギリギリ

男「ぐっ」

男(完全に首から宙吊りにされ、息が止まる。俺は自分の手で体を支え、なんとか話を続けた)

男「今までみたいな生活が、いつまでも、続けられると思うな……」

男「少なくとも、この街にはショウさんの手が回ってる……もう、寝るところだって、確保出来ないぞ……」

杏子「……」ギリギリ

男「学校に行って、進学して、青春しながらやりたい事を見つけて就職する……そんな普通の生き方から逃げるのをやめろ」

男「ゆまちゃんから逃げるのをやめろ……巴さんから逃げるのをやめろ……自分を追い詰めて、選択肢を狭めるのをやめろ……」

男「今の君は俺の仲間足り得ない……足手まといだ……真人間になって貰わないと、俺が割りを食う……」

男「それが出来ないなら……今すぐ死ぬか、この街から跡形も残さず出て行け……!」

杏子「言ってくれるじゃねえか、よくもそんな状態で……!」ギリギリ

男「……」

男(俺は杏子ちゃんの胸倉を掴み返し、左足を杏子ちゃんの足の間に入れそれらを同時に時計周りに回した)

杏子「なっ」グラッ

ドサッ

男「ふびゅっ」

ドテッ

男(俺達は二人揃って地面に転倒した。すぐさま立ち上がろうとする杏子ちゃんに対して俺は↓2と言い放った!)


1.俺の仲間にならないなら次は心臓を刺す
2.何度でも言うけど今までみたいな生活はもう続けられない
3.好きです


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