主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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59:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/22(木) 23:43:47.72 ID:yzLrW8qH0
ーー 給油施設跡 通信男 ーー
タタタタ、タタタタタタタ、ビシビシ
もたれ掛かった壁の端っこが削れていく。
主任男「主査が合流するまで現状維持」カシュン
先輩男「無駄弾撃たないでねー。補充期待できないよー」カシュン、カシュン
端末表示はマーカーの有効範囲内が真っ赤に染まっている。
きっと範囲外にも予備工数が待機してるだろう。
状況安定化。こちらから仕掛ける必要は無い。
ここまで押し込まれた業務環境は初めてなのでこの指示に少しホッとしている。
端末『後輩女:こちらにもリサーチ班が回ってきました。対処します。』
打破できなければ最悪の結果になるのが予想される。
陽も落ち薄暗い中、OA補助の心許ない環境。
踏ん張り切れるのだろうか?
ガチャン、タタタタタタタタ
「ぐあ!」「なっ!どこから!?」
『…さんの退職届を…』
『…さんの退職届を…』
『…さんの退職届を…』
『…さんの退職届を…』
主任男「!?道向こうの建物2階だ!建屋の中か、東側の壁の向こうに退避!」
タタタタタタタタ、ドン、タタタタ、ズズン
いつの間に!?課員達が次々倒れていく。何が起きてるんだ…。
『…さんの退職届を…』
『…さんの退職届を…』
……
特技男「通信男!惚けてんじゃねー!早く退避だ!」
通信男「あ、あ、は、はい」ワタワタ
モブA「通信男!後ろだ、避けろ!走れ!」カカカ
通信男「え?」
モブA「クッ!バカやろー!!」ドカッ
タタタタタタタタ
『…さんの退職届を…』
……
辛うじて遮蔽物に入れた…
通信男「ありがとうございます、モブAさ…」クルッ
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