主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
↓ 1- 覧 板 20
39:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/01/18(日) 23:44:53.60 ID:sFTancLN0
ーー 住宅街 観測機設置中 特技男 ーー
主任男「マジで!?」
後輩女「えっ!?」
観測機をセットしていると後ろから二人の驚きの声があがった。
特技男「びっくりしたー。何すか?突然大きな声出さないで下さいよ」
主任男「あ、あぁすまん」
二人を一瞥し設置作業に戻る。
再度チラ見すると先輩男さんも交え三人でヒソヒソと話しをしている。
端末『設定完了。サーバーリンク正常。データ反映します』
特技男「どうしたんですか?何か異常でも?」
三人に近づくとヒソヒソ話が終わる。
あからさまに省かれるのは正直気分が良くない。
先輩男「特技男とモブAには言っておいた方が良いかな」
主任男「そうですね、俺もそう思います」
係長、主任レベルにだけの連絡か…何だ?
先輩男「まだ他の課員には口外無用ね」
特技男「はい」
先輩男「主査が技術課長にIT女が課長補佐になった」
特技男「はい?」キョトン
主任男「俺たちにも緊急発令だけで詳細は降りてきてないんだよ」
先輩男「うーん…本人に聞いた方が早いよね。主査、取れる?」
端末『主査:何だ?異常か?』
先輩男「うん、ある意味ね。なにこの人事?」
端末『主査:な、俺も驚いてるとこ。いま本店に詳細確認してるけど
人事課長が中々捕まらないで困ってんだわ』
後輩女「主査も何も聞いて無いんですか?」
端末『主査:あぁ、IT女が突然辞令持ってきた。
あとミッションシートもいつの間にか書き換わってたよ』
端末『主査:とにかく人事が変わってもやるこた同じだ、気にするな
あと区切り付くまでは内緒な。現場が混乱する』
先輩男「了解。課長さま」
端末『主査:うっせ、今まで通り主査で良い。気持ち悪い、鳥肌立つわ』
端末『主査:そっち着いたらまた話そう。じゃあな』
内線が切れ四人で顔を見合わせる。
主任男「ま、まずは戻りますか」
観測機の設置を終えた俺たちは商店跡へ戻るため歩きだした。
475Res/394.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20