主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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23:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/29(月) 23:14:12.51 ID:48xrBSKdO
ーー S県内出張所 主査 ーー
特定範囲に簡易ステルスか…厄介なもの開発してくれたな…。
検証により隠蔽作業は個人毎では無く、限定された範囲に施されたものだと推定された。
その報告を受け開催された緊急ミーティングに参加している最中だ。
管理係長「まだ推定の段階だが詳細判明するまでは工数投入は…」
推進係長「一時的なものかもしれないだろ、少し様子を見て…」
企画係長「いま展開されている工数で追加調査を…」
スタッフサイドが暢気に勝手なことを言っている。
こっちは部下が危機的な環境に晒されているのに知ったこっちゃないってか?
主査「ちょっと待ってくれ、それじゃ…」
技能2課長「現場の社員達は不透明な環境で業務に従事している」
俺が意見しようとした瞬間に技能2課長さんが重厚な声色で呟く。
技能2課長「三現、五現主義が基本だろ?
状況分析に精通している君達が現場に出て確認するってのはどうだ?」ギロッ
技能1課は半壊状態、課長の安否も不明。
G県側の社員バイタル信号の情報精度が悪いという報告もあり状況が良く分からないせいだ。
同じ部の人間としてこれ以上の負担は看過できないのだろう。俺も気持ちは一緒だ。
管理課長「と、言っても我々スタッフ部門が現場に行ったところで解決にならない」
黙って様子を見ていた管理課長が口を開く。
管理課長「どこかの部署で対応頂く検討をしないとですね」
技能2課長「ウチの課の人員で対応させて頂く」
管理/推進/企画係長「おーそれは良いですね」
…くそったれどもが、最初からそれが言わせたかっただけじゃねえか。
管理課長「では、後は技能さんと技術さんで擦り合わせをお願いします」スクッ
管理課長「あっ必要な事あったら言って下さい」
クルッ、スタスタ
テーブルを離れ部屋から出て行こうとする。
係長達がそれに付き従う。
主査「であれば…」
管理課長「」ピタッ
主査「本店から一人回してもらいたい人員が」
管理課長「申請書を提出して下さい、精査しますので」スタスタ、 バタン
会議室に技能2課長さんと二人きりになる。
主査「あの…」
技能2課長「…の、あのクソガキ共がぁ!」ダンッ
主査「」ビクゥ
机上の書類が舞い、ペットボトルが倒れる。
あーびっくりした。
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