主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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218:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/07/05(日) 23:35:42.79 ID:+QBU40l/0
ーー T字路前の民家 後輩女 ーー
予想に反してルート分岐位置での折衝は軽くて、先方一班を処理して終了した。
民家ガレージの上に登り雑木林に進むAGrを見守っている。
端末『特技男:進入します、やっぱ視界悪いな…。バックアップお願いします』
ガサガサガサ
風で木々が揺れざわめく。
辺りを包む静寂に緊張が高まる。
端末『特技男:通過っと。おい、新人男。そこに観測機セットして。
…えーと林は約15m。極めて視界が悪いので後続注意下さい』
端末『主任男:了解。Gr員全員が林を抜けたら一旦待機。BGr、後に続け』
ガサガサガサガサガサ
新人女「あそこ!何か動いてるっす!」ユビサシ
端末『特技男:ッツ!AGr!早く林を抜け…。クソッ』カカカ
カカカ、カカカ、カシュン
端末『特技男:闇雲に進捗しないで、まずは林を抜けるのを最優先…こっちだ!早く!』
カカカ、カカカ…
来た。間違い無い アイツ らね。
端末『特技男:チクショウ!二人退職!…後ろの人員!向こうに戻って!』
カカカ、カカカ…
後輩女「各員、林入り口付近まで移動。AGrの補助をお願い。
間違えても中には絶対入らないで」キリキリ
屋根に伏せスコープの照準を合わせる。
後輩女「倍率20:1mで固定。観測機リンク」
もぉ…B系統ちゃんとセットできて無いじゃない…
熱感系が取れれば捗るのに…。
端末『主任男:特技男、簡易EMPツールは?』
端末『特技男:観測機に余裕無かったから作って無いです、すいません!』カカカ
後輩女「モブDさん、拡散マーカーとスモークをお願いします。
スモークも林の上から散布する感じで。あっ薄目ってできますか?」
端末『モブD:了解』ポフ、ポフ、パーン
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