主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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202:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2015/07/01(水) 00:06:59.63 ID:5Yg/5Kd+O
ーー 給油施設跡 通信男 ーー
眼を閉じるとあの光景が蘇る。吊るされた3係。
血まみれになっていくモブCさん。
一人づつ地に伏せていく係の皆。
壊されていく先輩男さん。
地面に横たわる二体の同じ顔の ナニカ 。
まるで悪夢の中に放り込まれたかの様な現場。
もう嫌だ、二度とあんな目に会いたくない。
ガチャ
通信男「!」バッ
主査さんか…。
主査「調子はどうだ?そろそろここを移動するから準備をしてくれ」
モブD「了解」
通信男「了解…です…」
技能2課長「う、うむ。すまんがそこの若い子、肩を貸してくれんか?」
通信男「あ、はい」タタッ
奥のベッドにいた技能2課長さんから呼ばれ肩をお貸しする。
切断した足の傷口の経過も良く、顔色も悪く無い
技能2課長「いやー安全衛生の緊急対処セットなぞ役に立たんと思ってたが、助けられたな」
主査「あ、気が付かないですみません、これ作ってきました」
技能2課長「おお、すまん。君もありがとう、助かったよ」
廃材を利用して作ったと思われる松葉杖を受け取り僕の肩を離れる。
技能2課長「うん、これ良くできてるな。工機の方が作ってくれたのか?」
主任「ああ、はい。丁度班長レベルがいたので良かったです」
技能2課長「……。主査さん、私のツールは?」
主査「無事ですよ、あちらに置いてあります」
技能2課長「そうか、すまんがツールとその工機の方を呼んでもらいたいんだが平気かな?」
主査「ええ、まだ時間もあるので大丈夫です。通信男、すまんが頼むわ」
通信男「あ、はい。了解しました」タタッ
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