主任男「今月の目標は前線基地構築か、ツライな」
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17:1 ◆tsERP5rFx9iS[saga]
2014/12/29(月) 00:05:55.24 ID:c/sTA4Tr0
ーー 畑の真ん中 後輩女 ーー
まずいなこの地形…。
遮蔽物の一切無い平坦地のまん真ん中か…。
先方探査の効かない現在だと何処かに狙撃係がいたらひとたまりも無い。
些細な変化にも注意しないとね。
新人女「ヤベェッス、どこから来るか分かんねーのスゲェ恐いっす」キョロキョロ
後輩女「そんなにキョロキョロしてたら逆に周囲確認できないわよ」クスッ
新人女「ハイッ、良く周りを見るッス」ジー
現場で臆病なのは良い事だ。前に出る社員から労災、退職していく。
若い内は臆病で慎重で構わないし、そう在るべきだ。
目視で確認できるギリギリの距離に技能さんの先頭が見え始めた。
私が先方なら合流の瞬間を狙って進捗を掛ける。
神経を研ぎ澄ませろ。空気の変化を読むんだ。
新人女「何か嫌な感じがするッス」ビクビク
後輩女「?」キョロキョロ
特に周りに変化は無い、突発進捗掛けられそうなポイントは把握できている。
新人女の気のせいだろう…。
キラ☆
先輩男「!!! 定点進捗!全員散開!そっちだ、北西方向に退避しろ!」
係のみんなが蜘蛛の子を散らすように走りだす。
タタタタ、タタタタ
主任男「クッ、ヤラしいとこで仕掛けてきやがるな」ブワッ、シュン
カカカ、カカカ、カカカ
主任男さんが側面から現れた先方へ進捗に向かう
目線の先、技能班の動きが鈍い。
労災者を抱えているからか、退避行動が追い付いていない。
後輩女「視覚拡張オン!タスク設定、上空定点進捗弾!」スチャ、カシン
端末『タスク1から4番をセット』
周囲から音が消える。
パシュ、カシン、パシュ、カシン、パシュ
ズガ、ズガ、ズン、ズズン
後輩女「チッ二つ外した」ダッ
すぐさま側面の先方対応に入るため畦道の窪みへ身を隠す。
カシン、パシュ、カシン、パシュ
端末『タスククリア、確認可能な目標ありません』
端末『主任男:サンキュー後輩女、こっちは終わった』
少し向こうから主任男さんが歩いてくる、労災は無さそうだ。
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