垣根帝督「はぁ？　俺はオタクじゃねえぞ」-SS速報VIP

垣根帝督「はぁ？　俺はオタクじゃねえぞ」

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159: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:35:14.05 ID:h9xNdBB40

「いや大したことじゃ、アニメのディスクとかグッズとか後はえっとゲーム機とか……」

「同じのを何台も買うから悪いんじゃねえのか」

以下略 AAS

160: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:36:15.32 ID:h9xNdBB40

そのあと。
適当な店に入って腹も膨れたところで、

「次どうすんの？」

以下略 AAS

161: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:38:38.42 ID:h9xNdBB40

「この辺って、こんなに人通りあったか」

前を進んでいた垣根は首を鳴らした。
第七学区まで移動した後、二人はひと気のなさそうな路地裏を通っていたのだが。

以下略 AAS

162: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:40:34.51 ID:h9xNdBB40

さすが夏休み。
やってきたゲームセンターはそこそこのにぎわいだった。
でも店内は騒がしいくらいで。
こういった店にありがちな工事現場クラスの騒音は響いていなかった。

以下略 AAS

163: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:42:53.31 ID:h9xNdBB40

「そぉ言えばセンセは平気だったん？　休みに入ってすぐ『幻想御手』なんてあやしい開発ツールの健康被害が噂になったやんか」

「あー。俺は使わなかったけど、同じクラスでぶっ倒れたのいたってメール回ってた。退院してからそれ使っても、何にもならないって悔しがってたらしいってのもセットで」

以下略 AAS

164: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:48:19.85 ID:h9xNdBB40

「さーて。またいつものいきますのん？　毎度勝ち逃げなんて許しまへんよーボク」

つっかまーえたー、なんてテノールで歌う青髪ピアスに肩をつかまれた。
更に反対側には金髪グラサンが寄ってきて。

以下略 AAS

165: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 07:58:54.06 ID:h9xNdBB40

なにやら肩を震わせていた金髪だったが、すぐ回復した。

「それにしても噂のトップランカー名無しさんが、がっつりオタだったとはびっくりだぜい。青ピと話が合うわけだにゃー。だが、こいつみたくヤバイことはあんまりしないほうがいいぜよ」

以下略 AAS

166: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 08:02:07.33 ID:h9xNdBB40

「さっきから気になってたんやけど、その小銭そんなにどうしたん？」

「あー。先輩のなんだ。あっちのコーナーにあるレトロゲー、『外』のゲームって電子マネーとか使えないのばっかだから。両替してきたとこ」

以下略 AAS

167: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 08:06:57.32 ID:h9xNdBB40

「いいや。足りなかったからな、近くのヤツに借りた」

それにますます身をこわばらせるゴーグルの少年だったが特にお叱りは受けなかった。
ふーん、とつぶやくと垣根は青髪ピアスを物珍しそうに眺めていた。

以下略 AAS

168: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 08:09:55.26 ID:h9xNdBB40

「でもさっきやってたのは無事クリアできたんスよね。よかったっス」

「ああ。コツがわかればあんなもん。軽いぜ」

以下略 AAS

169: ◆q7l9AKAoH.[ saga]
2015/01/28(水) 08:11:41.55 ID:h9xNdBB40

「相当やってそうな割に思い切りが足りねえのかな。そうだな、まず取れる位置まで動かさねえとだろ」

緑色の目立つカエルの群れをしばらく眺めまわしてから。
垣根はクレーンを操作する。

以下略 AAS

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