男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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790:名無しNIPPER[saga]
2016/08/31(水) 10:39:35.79 ID:NtL6CiCjo

……突然の爆風によって巻き上がった土砂と樹木が殺到してきた時は、流石にそれまでの出来事を忘れて肝を冷やした。


ただ、おかげで頭の中がよりスッキリしたのも確かだった。

やるべき事も、その為に必要な物が何なのかも。

だから俺はこうして主任の前に立っている。


男「さて……」ギシッ

今日ほど手の中にある鋼の剣が頼り無いと思ったことは無い。

それこそ戦車とかミサイルが欲しい。


先程の爆風がこのボストロールらしきモンスターの仕業なら、まず勝ち目は無い。

そもそもの次元が違う。

まず第一に、さっき主任を庇う為に放った『兜割り』だ。

気配を探る様子も無く、倒壊した樹木の陰から一気に跳躍しての奇襲だったのだ、あれは。

それを何の冗談なのかガンダムみたいな巨体で瞬時に後方へ回避されてしまったのだ。


男(……話が違うぜ、おい)

男(じごくのよろいが嘘を言ったとして、そこにメリットは無い)

男(八魔将なんて如何にも低レベルじゃ勝てない相手の情報を偽ったって、意味無いだろうしな)

男(…………つまり、八魔将の存在を隠すだけじゃなく、対策すらされないようにしてやがったわけだ)




男(勇者対策か? にしても……トロル系ってのはこんなデカイのかよ……巨デブかと思ってたっての)

男(あの巨体で俺より速いとか……)





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