男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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749:名無しNIPPER[saga]
2016/07/17(日) 13:23:01.93 ID:ealKhtGPo



────────── ドォォオオンッッ!!



広域に撒き散らされる破壊の音。

それは巨大な氷山を上空から高速で同じ質量をもって砕いた音。

店員が半ば強引に唱えて振り下ろした魔法は、周囲に強烈な冷気と共に衝撃波を発生させた。

その中心部に居たのは店員ではなく、緑衣の魔導師である。


エビルマージ「馬……鹿な、何故……異世界の人間がマヒャドを…………」


その姿は凄惨なものとなっていた。

下半身は凍り付き…ローブごと砕け散っており、何らかの魔法で防いだらしくも未だに凍結の侵食は止められずにいた。

驚愕の表情は文字通り凍り付いている。


店員「……確か、エビルマージ……でしたか」ガシャッ

エビルマージ「……ヌゥ…ッ!!」


眼前に降り立つ店員を、凍り付くエビルマージは見上げた。


店員「貴方達の目的は何ですか、今、世界で何を起こそうとしてるんです?」

店員「答えなければ……」


冷気の籠った瞳で、店員はエビルマージに掌を向ける。

それが意味するのは生か死か。

生かす気が有るかどうかを問う余裕も無ければ、力も残っていなかったエビルマージは沈黙するしか無かった。





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