男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
1- 20
73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/31(木) 11:26:58.42 ID:Snya6zCwO

さまよう鎧「チィ…ッ、ぬかったわ……さっきのは一体…」


< ゴズンッ・・・!!


さまよう鎧「?」

さまよう鎧「!!」


粉塵は晴れ、残されていた筈の逃走手段はもう無い。

だがもう逃げない、逃げる必要はない。

ここからなのだから。


ホイミスライム【ホヨヨ…ホヨ……】ビクンッ…ビクンッ…

先陣を切ってホイミスライムが俺の動きを止める役割として先手を取り、

そして曲がりなりにもスライム以上の攻撃を受けて止まった獲物を狩り獲る。


男「……そうだ、だからお前は決まって追撃しかしてこなかった」

男「何らかの理由で『力』が上がっていても、本来のポテンシャルである素早さの低さはどうにも出来なかったから」

男「その鈍重な動きが、お前にこの狩人のような戦い方を強いたんだ」

男「恐らくその素早さはせいぜいが人並み程度……だけど」


不意打ちをまともに受け、訳も分からぬまま目を回すホイミスライムに木槌を添える。

そして俺は腕を振るい上げ……


────────── グチャァァッ!!


男「……俺みたいに『少しレベルの上がった人間』を相手にした場合、互角以上にまで持ち込まれかねなかった…そうだろ!?」


蒼い液体が噴き出し、飛沫を上げながら散っていく。

対峙するさまようよろいは、固まったように立ったまま。




さまよう鎧「……貴様………ッ!!」ギシィッ…!!




冷たい光を反射する剣を構え、静かにその殺意を俺に向けた。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
916Res/444.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice