男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/29(火) 12:16:38.05 ID:RgRONR7yO


体を全力で投げ出して回避しようとした俺の背中を、散弾の様に礫が叩きつけてくる。

そして、続いて襲ってきた衝撃波に意識を向ける事もままならない中で、俺は刹那に見たのだ。


猛烈に振り被ってからの着地と同タイミングに叩き下ろされるバスターソード。

数瞬前まで俺がいた位置を刃が穿ったその時、爆撃のようにアスファルトが撒き散らされ土砂すら噴き出した、その瞬間を。



男「ぎ……ッ…ぅわあああっ!!」ドザァッ! ゴロゴロゴロッ!!

男(や、ば…ぃ……殺されっ……)

男「……あ」



OL「な、なに? 爆発……?」ビクビク



激痛に喘ぎ、転がる様にモンスター達から離れる俺の前に居たのは……近所でよく見かけるあの女性だった。

恐らく仕事の終わる時間が遅いのだろう、とくに酒の臭いもなく、しっかりとした印象がある。

そして今、彼女は目の前で爆風にも似た衝撃波に吹き飛ばされた俺を見て驚きに満ちた表情を見せていた。


逃がさなくては。


そう考えていた筈なのに、俺はいつの間にか……


男「た、助けて……っ!! 助けて下さいぃッ!!」バッ

OL「っ?! キャッ…!!」ドサッ


……あの女性を押し退け、逃げ出し、目もくれずに走り去ろうとしていた。




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