男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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580:名無しNIPPER[saga]
2015/12/16(水) 19:40:43.38 ID:yWFxeqy3o

【その頃……男宅】



主任「……これで本当に私も戦えるんですか?」

地獄の鎧「うむ、動きとしてはこれ以上無いだろう」

主任「そんなに影響していたんですね、私達の戦い方……」

地獄の鎧「奴は、男は半ば理解して動いていた様だったがな」

主任「そうなんですか?」

地獄の鎧「恐らくは早い段階でこちら側に来たモンスターの特性を見破り、実戦の中で自身の感覚と結び付けたのだ」

主任「私と同時期から戦ってたんですもんね、彼……」

地獄の鎧「それだけではない」

地獄の鎧「『あの時』、男の傍に何者かがいたのは間違いないのだ」

主任「……え?」



地獄の鎧「私の推測が正しければ、その何者かは昨夜の我々を見ていただろう」

地獄の鎧「しかし気配すら感じなかったのも確かだ、気のせいかもしれん」

地獄の鎧「だが主任、モンスターの存在を認識したその日や翌日に『レベル8』相当のさまようよろい、ホイミスライムを倒せると思うか?」


主任「……レベル、8…?」

ベホマスライム【ホヨヨー】ウンウン


地獄の鎧「……手を出して来ない以上、敵では無いかもしれぬが用心しろ」

地獄の鎧「直接戦わず男の手助けのみに徹している存在……無視するには得体が知れないのも確かなのだからな」





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