男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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241:名無しNIPPER[saga]
2015/06/19(金) 11:26:08.29 ID:4xAsps/3O

──────── バッ!!

主任「『ヒャダルコ』ッ!!」



死神【〜〜っ!!?】



背後の客室から飛び出した主任に、死神の紅い眼光が激しく揺らぐ。

刹那、主任の視線が俺に向くも……俺はそれに首を振って見せた。

彼女は俺が巻き込まれる様な呪文を撃つ気だと、何となく考えたからだ。

だがこのモンスターを仕留めるなら、『鋼の剣でコイツの衣を床に縫い付けている今』しかない。


俺の仮説に間違いはなかった。

死神の透過出来る壁とは違い、俺の振るう剣は透過できない。

奴の透過出来る特性ではこの拘束から抜け出す事は出来ないのだ。



    ヒュォオオオオッッ・・・



主任の全力で叫んだ呪文と同時、俺と死神の頭上でサッカーボール大の結晶が形作られる。

橙色の衣を引き裂いてでも抜け出そうと、それまでとはまるで違う焦り様を見せる死神。

そこへ、更に追い撃ちをかける……!


男「『メラ』……っ」

   ボォンッ!!

死神【ギ、ギャアアァッ……!! 貴ッ、様ァァア!!】


    パキパキパキパキィィ……!!


手を翳す必要が無い事は、これで証明された。

そう俺が思った直後……瞬時に周囲の空気が光の結晶で溢れた。

俺は主任を






━━━━━━━ キィンッ!! バキバキバキバキィィッッッ!!! ━━━━━━━









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