男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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229:名無しNIPPER[saga]
2015/06/06(土) 22:42:01.12 ID:HYsRIdDbo


────────── ギィンッ!!



剣と鎌が擦れ違い、火花が散る。

死神【シィィッ!! ちょこまかと……ッ】

瞬時に壁へ、そして床へ、上下の概念さえ忘れる様な機動に死神が激昂していた。


恐るべき膂力を振るい、大鎌が薙がれるも……その全てを俺の剣が弾いている。

純粋な力でさえ負けているのだ。

速度も、恐らく俺は劣っている。

覚えたばかりの『メラ』を撃っても、この死神には通用はしないだろう、際どいとはいえ俺でも多分避ける事は出来るのだから。


男(……とはいえ、このままこれを続けていても……っ!!)ダンッ!!……ダンッ!!


死神が橙の衣を翻して俺の機動を読みながらその先へ鎌を一閃させる。

徐々に迫って来る切っ先を跳躍で避けるも、決定的な一撃は与えられない。

そしてこの状態が続けばそう間もないうちに、俺は最悪の状況に陥る可能性があった。





そう、『三半規管』の酔いだ。







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