男「……いよいよメラが使える様になるとか末期だな俺は」
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214:名無しNIPPER[saga]
2015/02/06(金) 19:59:13.83 ID:JcZlcnNbO

一度だけ、想像した事があった。

スライムの早さ、強さは人間を一撃で叩き伏せる位の力があった。

ならば、それ以上の強さを持つ他のモンスターはどれだけ強いのだろう、と。

その答えの僅か一片を見せてきたのが、一ヶ月前に遭遇したさまようよろいとホイミスライムだ。

奴等はただのレベル1の人間にとっては化け物といっていい。

なら。

ならどうなのだろう、もしもこの先でこの地球上に『もう少し強い魔物』が現れたなら。



それは生半可な装備や銃弾では倒せない……最悪のモンスターになるのではないのだろうか。



< ギャリンッ・・・!

男「フゥ……ッ」ズザァッ


死神の大鎌は両刃ではなく、草刈り鎌でも見られる刈り取るタイプの片刃だ。

なら剣を滑らせて懐へ入り込めばいい。

警戒すべきはその早さと純粋な膂力のみ、こいつは魔法は使わない筈だ。

瞬時に踏み込み、刃を死神の空いた懐に叩き込む……


死神【ぁあアッははははハハァアハハハハハハハハ!!!!】ケタケタケタケタケタ


< フワッ……!

男「えっ…………」


死神の狂笑が響き渡った瞬間、俺の振り抜いた一閃は通路の空を斬っただけで終わってしまった。

何故なら、死神の体が床へ煙が溶け込むかのように沈んだからだ。

避けられた。

そう、あの一瞬で俺の剣速より速く避けられたのだ……。





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